先日、あるテレビのドキュメンタリーを偶然目にしました。
その番組では、親子2代かけ、息子さんが騎手として、ダービー競馬で念願の優勝を果たしたという話題でした。
私は以前、乗馬の練習を少しだけしたことがありますが、競馬や騎手の世界については全く無知です。ダービーのことをあれこれ聞いてもさっぱりわかりませんが、その番組で武豊さんの顔が画面に映ると、過去に占ったこと思い出しました。
それは1998年10月31日土曜日のことです。占いは見事的中したのですが後味の悪いものでした。
当時のことをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。占ったのは1998年、秋の天皇賞の結果についてです。 この天皇賞では、6連勝中の「サイレンススズカ」が過去の試合から6連勝中、騎手も武豊ということで、一番人気でした。しかしこのレースでサイレンススズカは骨折し、予後不良と判断され、その日のうちに安楽死となっています。
私が占いをしたのはダービー前日の10月31日。翌日の11月1日曜日でした。占いをした日の前日、つまり天皇賞の前々日に、ある経済界雑誌主催のセミナーパーティーで、以前からの知り合いの当時某リゾートホテルを経営していたT社長からの依頼でした。鑑定料を手渡され、海外からのホテルのVIP客のために週末の天皇賞について、どの騎手と馬が優勝するかを占ってほしいとのことでした。
私は占いはプロとして自負していましたが、騎手も馬も、また競馬業界事情も全く知りませんでした。そのためコンビニで普段あまり読まないスポーツ紙を買いあさってはみたものの、競馬の業界用語だらけで素人には難解な文章でした。天皇賞のことや人気の騎手や馬のことなどの背景はさっぱりわかりませんでした。そこで掲載された出場予定馬の写真と名前、騎手名のみから意識を集中し、サイコロを振りました。その結果を電話でT社長に伝えました。
私の占いでは
「当日はアクシデントが起きるようで、つまり『一番人気の武豊が乗る馬が、4つ目のコーナーで関節が折れて動けなくなる兆し』がある」
と出ました。
一方、騎手の武豊さんの当日勝負運は
「中途挫折運」
と出ていました。この結果を電話で告げたところT社長は
「まさか!そんなー!VIPの方々には、すべて武豊騎手に賭けるようと勧めたたんだけど…。」
週明け、普段スポーツを読まない私もやはり結果が気になっていましたのでコンビニでスポーツ紙を買ってみたところ、トップ記事の大見出しに「骨折」という文字。思わず「ウソでしょ!?」と声をあげてしまいました。

天山愛占 占いの交差点

当時の新聞の切り抜き

ここまで的中していた自分自身もびっくりだったのですが、反面、気の毒なことに、競走馬のサイレンススズカはその日のうちに安楽死となっていました。サイレンススズカの足のケガの場所がイラストで説明されていてそれがとても印象的でした。どのスポーツ紙もこのことで騒然としていました。
その後、T社長から電話がかかってきました。
「電話では天山先生の占い結果を聴いて半信半疑だったんだけど、その話をしたところ、お客さんは全員サイレンススズカへ賭けるをやめたそうだった。これほどの的中だなんて!僕の名前を使っていいから、このことは人に話してもいいよ」
と言ってくださいました。
 的中したということはとてもうれしいことではありましたが、安楽死という最期を迎えたサイレンススズカのことを思うと可哀想でしかたなく、このことは長く尾を引きました。
その後、サイレンススズカに対して冥福をお祈りして気持ちを整理し少し気が楽になり、記憶が薄れていたところでもありました。
この番組でまた色々と思い出しましたが、改めてサイレンススズカの冥福を祈りました。